『日本史サスペンス劇場 織田信長マル秘ミステリー』
【2008/09/10放送】




 殿の一生がドラマ化され、合間合間でチャチャが入る(苦笑)娯楽番組。

 殿を悪い人一辺倒で描いていたわけではないけれど、何となく、バカにされているような(笑)。
 本能寺の変が、殿にいじめられ続けた恨みによる光秀の反逆とされていたけれど、光秀はそういう人じゃないと思う。
 濃姫(美濃・斉藤道三の娘)が光秀のいとこで信長にとられてしまったことを恨みに思って、というのはいつか見た単発時代劇でも触れられていて、面白いのだけれど、光秀も戦国武将。農民ではないから、家の安泰が優先されて、必ずしも想う人と一緒になれない仕組みはわかっていたはず。いた仕方ないと飲めていたものと思う。
 ということで、わたしは、今や通説となりつつあるスケープゴートにされたという考え方派です。

 妾・吉乃との間にたくさん子をもうけ、吉乃をとても愛していたふうに描かれていたのは、嬉しかった。





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