『とくダネ! SAMURAI魂』
【2009/03/31放送】




 今日から始まったコーナー。オブザーバーは、加来耕三氏で、初回は、やはり、信長様。

 「リーダー織田信長が愛された理由」


 残虐非道だけど家臣からは絶大な信頼を得ていた(という言われ方も微妙です)が、ではなぜそうだったか。
 古文書等で、家臣たちが信長にしてもらったことの自慢をしている。例えば秀吉は、ほおをなでながら褒められ、その後の戦を頑張ろうと思ったらしい。
 また、贈り物をくれた下級武士に対して発した礼状が残っている。
 一農民への手紙も残っている。
 そして、秀吉とねねとの夫婦喧嘩の仲裁も手紙で行っている。
 ということから、細やかな心配りができる人だったと想定される。モノをもらったら礼状を出せる、人として基本的なことはできていて、それは織田家のサラブレットとして生まれたからには当然のことだった。
 ではなぜあんな最期を迎えたのか。
 最初は人心掌握のために頑張るけれど、天下布武で気持ちが邁進し、偉くなりすぎたために足元が見えなくなったのだろう。


 とまとまっていました。
 スタジオはまるで反信長な空気だけれど、加来氏がフォローしているような感じでした。加来氏は戦国武将とビジネスとを結びつけた本をたくさん書いていらっしゃる方でワタシの本棚にも並んでいます。
 コーナーは「歴史に学ぶ」という姿勢だけれど、実は人は歴史からは何も学べないのですよね。同じことを繰り返しているわけで。おもしろいものです。
 これからどんな武将がコーナーにあがってくるのでしょう・・・?





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