『偉人の来る部屋 ゲスト:織田信長』
【2009/10/05放送】
今なんとかしないと日本やばくない?と思っている偉人をゲストに迎えた、トークバラエティードラマ。
片桐仁(ラーメンズ)と荒井萌がナビゲーター。
初回といえば定番、ワタシの殿。有名な肖像画と同じ格好の、とてもよく似た俳優さんが殿を演じています。
ナビゲーターから、「信長さんにとっては、武田信玄とか、恐れていたものはありますよねぇ」と言われるや、「ただ恐れるのはおろかなり。恐れを知るものこそ強い者なのだ」との名言を!
また、光秀に討たれたことについては、優秀だった光秀に儂がそうさせた、と言っています。
光秀に討たれたということ、それ自体に囚われることはムダで、まさに、仕方のないことだったのだ、悔いはないし、悔いが残らないように生きてきた、と言っています。
ナビゲーターが「残虐なだけかと思ってたけど、ちょっと思い直した。純粋に人生を生きてきた人なんだ」と言ったのが印象的でした。
生きることが小難しく捉えられる現代、信長の純粋さが参考になるのでは!
殿こそ、限りある人生をめいっぱい生きてきた人だと感じさせる、近年稀にみる、殿をちゃんと評価した番組で、感動しました。T_T;
このドラマで主体になっていたのは、推定、「死のうは一定 しのび草には何をしようぞ 一定かたり をこすよの」という殿が残しているお言葉・死生観です。「死は人の定めであり、儂を偲ぶよすがとして、生きている間に何をしておこうか、そのことで人は私の思い出を語ってくれるだろう」という意味になります。
まさに、現代人が殿を語っているではないですかっ! 歴史番組といえば、真っ先に殿が扱われるではないですかっ! 殿は生き急いだわけではなくて、きちんといろいろなものを残していますよ、と言ってあげたい・・・。
殿がナビゲーターと一緒にオレンジジュースを飲んでいるのが、「スゴイ」と思ってしまいました。殿がオレンジジュースを飲むんですよっww。
別冊ナカジンの表紙へ
表紙のCONTENTSへ