『ifの歴史書』
【2010/04/07放送】
信長が本能寺の変で倒れず、ずっと天下をとっていたら・・・という松村邦洋氏によるプレゼン。
if委員会は、加来耕三氏・杉山光男氏・金谷俊一郎氏・美甘子氏。
再現劇の信長は、高田延彦!(→新しい! 似合う!!)
鉄砲に注目し、長篠で武田を破った。宣教師がもたらす世界情勢を理解していた。これが日本の歴史に影響を及ぼす。
宣教師が連れていた黒人に対して「おもしろい!」と人懐こい部分を見せれば、一方では焼き討ちをやるような残酷さも持ち合わせる信長に、歴史が牙を向き、本能寺において光秀から攻められる。
本能寺の守りが弱かったのは、過信によるものか。(→違うと思います。)
ここからifの始まり。
本能寺には秘密の抜け穴があった。(→これは事実なんじゃないでしょうか? しかし、にかわで封じられていたという秀吉暗殺説につながるわけですが。)
脱出した信長は、光秀に復讐しに行く(笑)。
その後、秀吉、家康を動かし、天下をとる。まさに国盗りゲーム。
よって、関ヶ原の戦いはない。=江戸時代はない。=鎖国はない。
1588年、55歳になっている信長だが、途中で満足する性格ではないので、想いは世界へ向かう!
1570年代に既に持っていた鉄鋼船を改造し、朝鮮に渡っていたに違いなく、鉄砲隊で短期間で勝利を得ていただろう。そして、東南アジアにも進出する。(→鉄鋼船にしても火縄銃にしても、当時の軍事技術は世界一だったわけだから。)
時は、大航海時代。
イギリスが香辛料を求めていた時代だが、植民地になることに甘んじたわけがなく、イギリス・エリザベス女王と戦ったに違いない。そして、イギリスに勝ち、環太平洋を治めることになる。
それから、貿易に力を入れ、EUより早く、AU(Asian Union)ができていただろう。
日本人が普通にバイリンガルだっただろう。
1603年、信長はゴルフにはまっていたに違いない。(→「お館さま、ナイスショット」って・・・(笑)。)
スケートにも挑戦。靴紐が切れたら・・・っ!(→笑える・・・。)
そして大往生。
産業革命は日本であったかもしれない。日本がグローバルスタンダードになったかもしれない。
ペリーがやってくると、「welcome to JAPAN」と迎え、龍馬には出番がない。
仏教徒が迫害を逃れて、西海岸へ移住。(→仏教を迫害したわけじゃないよ!!!)
それにより"自由の大仏"が建設され、日本文化を伝えるシンボルになる・・・。
イギリスに勝ったのに本能寺でなぜ敗れた?というスタジオ内の疑問に、コメンテーターの方々から、突出した部分があると身内から崩れてゆく、とご意見が。
激しく同意します。
日本は、天才(あることには秀でるけど欠落している部分が相当にある)を大切にしないといけません。突出したものは折るという気質があるので、これを育てないと、日本は延び悩み続けるのではないでしょうか。
ライブドアの堀江さんにしても、粉飾なんかではなく、ある取引が資本取引か損益取引かという解釈の問題なのに、それがあんなに大きなことにでっちあげられたわけで、突出するとああしてつぶされていくことが残念でなりません@_@
信長が生きていたら、イギリスがたどった道を日本がたどった、というたとえは非常にわかりやすかったです。
アホらしいifなのですが、笑える内容で、しかしまったくなかったとは言い切れない部分がちゃんとあり、こういうのもたまにはイイと思います。
秀吉、光秀、家康を率いた完璧な布陣として天下を治めたと思うと、ウハウハ。
鎖国がなかったでしょうし、逆に世界に目を向ける時期が早まったのは、たぶんそうだとおもいます。それにより、日本の立ち位置が全然違っただろうことは、想像できます。
そんな現代、見てみたかったな・・・。
でも、殿が本能寺で討たれなかったら、今のワタシはないだろうから・・・どっちにしてもやはり「if」でしかない捉えられないのが残念ですね。
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