プロレッスン


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 仕事でも何か足りないと思った時や資格をとろうと思った時には、ビジネススクールや学校に通って、学びを得たり、教えを受けたりしてきました。なので、ビリヤードをちゃんとできるようになろう!と奮起したワタシが、プロのレッスンを受けようと思うのは自然の流れ。
 固定プロが複数いる、とてもメジャーなビリヤード場・Bに、プロ・Aさんのレッスンを受けに行きました。
 「ビリヤードができると言った場合に想定されるそれなりのスタイルで撞けるようになりたい・3個取り切りたい・ブレイクがちゃんと散るようになりたい、ということを、半年以内にクリアしたい」
 そう伝えると、「問題ないでしょう!」とのお答え。
 レッスンを受けながら、"先輩に言わせると、今持っているキューはハウスキュー以下みたいなのでマイキューを買いたいんですよね"なんて話もしていました。
 2〜3回レッスン受講済だったある時、空き時間ができたためBへ行き、長クッションをスケールにして、まっすぐ入れる練習をしていたところに、インストラクター当番で入っていたAさんがいらっしゃいました。
 「こんにちは。難しいことやってますね」
 「そ、そうなんですか? スケールがあるとまっすぐの目安になるので」
 「あー、まー、そうですね」
 「あ、キュー、買いましたよw。まだ来てないんですけど」
 「へぇ、どういうのを?」
 「MEZZの●●で、ハイテクシャフトがついているヤツですww」
 「まっすぐ撞けないのにハイテクじゃ意味ないですけどね。どこで買ったんです か?」
 「ビリヤードの先輩経由で」
 「じゃあ、自分で現物を確認していないんですか?」
 「えぇ」(ん?自分で確認するものなのか?!)
 「重さは? ちゃんと19前後にしてもらってます?」
 「んー、たぶんー」(初期設定の重さじゃダメなのん?確か19.5だった気が・・ ・)
 「キューは、自分で手にして、試したりしてから買うものだと思いますけどね」
 といった具合に、その日、ワタシは全てを否定され、「なんでそんなふうに言われないといけないんだ?」と不思議で複雑な気持ちになり、すぐにBを去ったのでした。
 いやー、客商売やっている人からそんな言い方をされるとは!と驚きでした。もちろん、客がエラいと言っているわけではありません。これからビリヤードを やろうという人に、レッスンでお金を払っている人に言う台詞とは、どうにも思 えず、Bには二度とお金を払わないと決めたのであります。
 それでも、プロで在るには理由があるはずだし、Aさんのレッスンを受けようか どうしようか迷いつつ、ネットで検索。
 先輩からチラとお話を聞いたことがあった、プロ・Kさんのレッスン情報を、お稽古情報サイトで見つけ、体験レッスンに行きました。

 ビリヤードの教わり方というのもいろいろあると思うのですが、テキスト在りき系、イチから基本系、スポ根系、ただひたすら実践系といった具合でしょうか。
 Aさんのレッスンは、イチから基本系+スポ根系だったのかな、と。
 Kさんのレッスンは、何とも斬新でした!
 何をやりたいか、どう在りたいかといった目的を聞かないですし、始めこそ、こ の方のレッスンで私にはいいんだろうか??と疑問が多かったのですが、時間が たってコミュニケーションがとれていくと、練習内容がおもしろく、会話の中か らの気付きが多いことで表情が閃き状態になり(だから脳みそは満タン状態で消 化できていないとも言います)、レッスンを受けたい!と翌日に申し込んだので した。
 先生の、「うまいので」「正直(課題を)そんなにできないんじゃないかなーと 思ってたのですが、かなりできるので」と言う言葉に踊らされながら、レッスン 頑張ってます。

2011/01/30



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