宇宙を観る。(=二人ボーラード)


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 先輩と、二人ボーラードなるものをしてみむとてするなり。

 というのも、ボーラードで100点を超えることが全く想像つかないし、100点どころか50点すら超えるイメージを持てないことへの対策。

 一つ一つ道を考えながら、2個先、3個先、さらには全体を見て、どれをどうい う撞き方で入れるかを決めていく。
 ワタシは(まだ)入れやすいものが目につくし、3個以上先まで考えられず、 考えても覚えていられず、後の方になると根性で入れる系になります。
 なので、先輩の(それでも、かなりワタシに合わせてくださっていると思いま すが)テンポ感で道を描かれると、なるほど〜と思いつつ、頭と身体がチグハグ な感じがします。そりゃ、そうよ、自分で考えだしているわけではないから。
 そして、ダシの問題以前に、手球の動き方に疑問がつくレベルなので・・・う〜 ん、先輩に「どんな苦行だ!」と思われていてもおかしくありません ・・・。
 ワタシにとっては・・・初めて、マスワリということの感覚に触れられて、マスワリができるようになるカモという感覚が持てて(まだ果てしない感じですが)、おもしろかったです。たぶん、このテンポ感や考え方に慣れると、できるようになる気はして・・・なので、またやりたいですね〜。


 このところ、どちらかといえばダシに力を入れた練習をしていて、入れの練習を 無意識に怠っておりました。昼練で久しぶりに、1/2で長クッション、短クッションを 左右のフリでやったところ、入らない入らない・・・。
 1/2は基本らしいのに。
 でも、ダシに力を入れていたおかげか、はたまた力学の本を読んだ成果か、1/2 のオシ・中心・ヒキのそれぞれで手球が描く道が受け入れられるようになりまし た!
 以前は、1/2で引いた場合に、「な・ん・で、向こう側に行くのよッ」とナゾだっ たので。未だ、なんでそっちに行くのよ、とは思いますが、前よりは「あ、ハイ ハイ、そっちなのね」と「よくわからんが覚える」ということができるようになってきました。

 いろいろな現象を、「とりあえずは覚えちゃえばいい」とは言われるのですが・・・基礎知識なく数式だけ暗記してもダメくない?と思うのです。
 基礎知識があって、なんとなくわかったことの繰り返しで経験が培われるといったことなのではないかと。身体(腕)、ダシ、入れのどれかがズバ抜けてできるようになるのではなく、どれもがちょっとずつ競っているかのようにアップしていって、できあがっていき、その礎となる知識は大事だろう、と。
 なので、「よくわからんが覚える」という感覚が持てるようにまでなった!と自分を褒めてやるしかありません(苦笑)。
 球体の動きや一般物理現象を難なく知っている人にとって、物理現象が把握できていない苦しみがわからないだろーなー(笑)。


2011/02/21



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