キュー


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 *本日、ものすごく根本的に間違った情報や、勘違いがあるかもしれません。「強力な耐久性って必要なのぉ???」という趣旨のテキストです。


 Blue Bookによると、オリビエの仕上げられ方は、グローバルメーカーPPGのフッ素系特殊塗料をUV塗装(紫外線をあてて硬化)している、のだそうです。

 ・・・。

 塗装とか塗料とか、覚えるのに苦労した系ですし忘れてますが。
 弱い順に、
 アクリル < ウレタン < シリコン < フッ素。
 スカイツリーもフッ素系。(提供元の大日本塗料の車内広告が目につきます。)
 とにかく長持ちさせたい、という耐久性マックスなもので、一般家屋に使うには坪単価2倍くらい違う、高級すぎるもの。
 「それがキューにぃ?しかもUV?」という印象なのですよね、、、。

 もちろん、家屋の塗装に使われる塗料とキューに使われるそれとが同じレベルではないとは思うのですが、でも、根本は同じですよねぇ。
 耐候性よい塗料が耐候性悪い方法で処理されてるって・・・おもしろい(笑)

 ・・・。

 んー、キューにそんな耐久性は必要なのでしょうか・・・?
 家屋のベランダ・外壁・屋根並みな塗装って、too muchというか、塗料でガッチリ丸抱えな状態で繊細さのかけらもないんじゃないか?と思ってしまったのでした。

 プロダクト製品では使えない塗料・塗装法を使っているという意味では、超カスタム(笑)? そういうカスタムもある、ということですね、、、。


 ということで、ワタシはラッカー仕上げ(ニトロセルロース/塗装面の強度弱い)なTADさんにどうしたって(orやっぱり)行きついてしまうのですかねぇ。
 (全然違うレベルで、ノーマルかハイテクかというチョイスが生まれるのですが。)
 塗料からキューをチョイスするってどうよ、、、と思わないでもないです。でも、そんなもんですよね。

 でも、TADさんを使う方の多くが大切にしているであろう「木の質感」「木が生きている」ということについて、その感覚は人それぞれですし、ワタシは鈍感かもしれません。
 木が生きている状態で毎日コンディション変わることがいいとは思ったり思わなくもない。←どっちだ?
 ラッカーだって塗装に変わりはないので、木を直に触っているわけではない、とか。でも、まあ、薄い膜の方が木に「近い」とは言うかもしれません。
 塗料の質云々の前に、乾燥時点で木を殺してしまっていたら意味なくない?とか。日本の湿気に海外のまだ殺されきってはいない木が普通に生存できるのか?とか。
 そもそも塗料の質はだいぶ変わっている、とか。(だから広い意味で、現状に適した塗料・塗装法を提示してほしいんだよね、、、。←キューの話ではございません/汗)

 塗装されることで表面の機能がどうなるか-傷がつきにくい、コンディションは変わらないといった点をとるか、ちょっとでも生きている木の息遣いを感じること自体がいいか、とかとか、とか、、、、、、。



 そんなこんなで日が暮れてゆく、、、、、


2012/09/07



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