グランプリイースト 第7戦「予選」


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 予選最後までいたのは初めてでした。いつも後ろに用事があって、途中で出ていたので。
 2試合はとても…楽しい…といいますか、ワクワクしていた時間でした。



 1回戦はBYEで、2回戦から。
 お相手が自滅していった印象。789を片付けてしまうラックがありましたし。そうなると、(たぶん)絶対にあきらめない西嶋さんは強い。もちろん、お相手の方も諦めたわけではなかったでしょうけれど。

 インするけどヘッドに来ないラックがあり、今回のルール適用シーンが、ありました。

 呼び出しがかかるまで座っていた席から観戦する場所を求めて行って、立ち見を覚悟したら、席をゆずってくださった北海道の平野さん(予選観戦にいらっしゃっていたようです)。ありがとうございました! とっても有難いお気持ちでした。

 なんと、バンキングを見逃すという失態。それどころか、ブレイクまで終わってた( ̄□ ̄;)!!
 試合前には練習ができるのですが、たぶんお相手から練習が始まったところは見た気がします。気になっていた台があって、チラとそちらに視線を移し、観ていたほんの一瞬のスキに、二人分の練習+バンキング+ブレイクが終わってたなんて・・・(汗)
 プチ呆然としましたヨ(汗)。

 お相手が9番はずして、距離のある、(ワタシには)いやーんな残りだったのですが、さすがですね!



 グループ決勝となる3回戦はセーフティーの応酬が何度も。応酬というか、西嶋さんが仕掛け続ける。そこを抜けきると、緻密な作業のようにとっていく。西嶋さんが楽しそうでした。
 このGPで採用された新フォーマット、西嶋さん向きなのでは?
 ただ、お二人ともブレイクノーインで、このフォーマットでは華台は入りにくかったのでしょうか。

 ジャンプでのセーフティ、すごいです!!! どの球も動かさずにピトとクッション沿いの的球の隣に止まったし、手球も的球にピトと寄せているので、ねらい、ですよね。



 お相手となったお二人ともハイボールや、9番をとばす方で、表情にとてもいろいろ出る方。そのご様子からは、あまり納得できたショットがなかったような印象。
 ハイボールとばすのですが、(推定)西嶋さんがセーフティにした垂直に近いといった薄い配置を入れていく。ネキ厳しくても入れて、テンポ出してイレていって、ハイボールで外してしまう、というシーンが多かった気がします。西嶋さんのテンポ感とは真逆な印象でした。



 グループ勝ち上がりはとても嬉しかったです。自分が何したわけでもないのですが、自分のことのように。

 3グループの全試合が終わって、選手同士は「また明日!」と交わして予選会場を去ってゆきます。
 ワタシも、また明日、なのであります。



2012/10/13



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