グランプリイースト 第3戦「予選」


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 対戦表を見た時から『組最終戦は内垣西嶋戦になるんじゃないの?』と、見たいような見たくないような複雑な気持ちになっていましたら、やっぱりそうなりました。
 一球一球がドキドキ、祈る感じで、緊迫感あふれる最終戦でした。
 セーフティのやりとりがあったの以外は互いに取り切り。
 6-5とリードされたところで、もらい球、2-10をバンクからのコンビサイドイレ。これはご本人がガッツポーズしていましたし、ハイランドなので、応援も湧いていました。
 次のラックは内垣さんブレイク。インしているけれどスクラッチで、2-10サイドコンビの形ができてしまっている・・・。1番フリーから2-10に出し、イン。
 6-7のリーチで西嶋さんブレイク。インして取りだしも見え、取り切りで終わりました!
 (ワタシが)ブルブル震える感じで、なんだか、もう、すごかったです。
 内垣さんがアウェになってしまっていた感があったでしょうか。


 プロが、製作者が同じキューで試合をしている、というのは、なんか、感動モノでした。同じキューを使っている人には親近感が湧くとは聞きますけど、初めて、そういう感覚を持ちました。応援したくなる気持ちがグンと湧くといいますか。(もちろん、そうじゃなくても、有る、のですけど。)
 そして。
 試合会場にTADさんが居るのが、イイ!
 ご縁があって良かった・・・と改めて、今日、思いましたし、感謝するのでした。


 その前の試合で、内垣さんが素敵な取り切りをしていました〜。
 その前の前の試合では、7番のバンクがきれいに、そのまま取り切っていました〜。
 このあたり、印象的に残っているのですよね。


 ムリのないシュッとしたソフトな撞き方&緻密な作業のような取り方に入っている時は、ほぼ大丈夫だと思っているのですが、その"入り"に、今日は"攻め攻め"が加わっていて、戦い方のスタイルを変えたのかしら、なんて思ってしまいました。
 けれど、特に最終戦の台、ラシャがサラのようで、走り過ぎでダシが合わず参っていたご様子。そうかと思えば出ないとか。これまでの試合でもそうですが、残り2個、3個という時になぜかそうなるんですよねぇ。
 だいぶ消耗されていた印象なので、明日には復活していただきたい。


 初戦は、相手に1セットしか取らせていなかったかと。西嶋さんが全部摘んでいった、という印象。


 他の方の試合でも思いましたが、一か所の何かしらのミスが相手に好都合になり、そのまま相手の流れになっていく・・・ゲームって、おもしろい。


2013/05/11



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