戦い方
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(テキスト563のつづきです。)
お師匠との相撞きの結果、自分のスキルとは関係ないレベルで競技に不向きなことから、『もう、ビリヤードやめようかな』と思い。
まさかお師匠の影響でやめることにさせられるとは考えてもみませんでしたよ、、、。
自分の実力で誰かをやめさせられた、なんて(相撲界でもありましたが)、嬉しいものですかねぇ。ワタシは誰か知らない人にそう思われるよりは、お師匠で良かったかもしれません。
お師匠の戦い方は、取り切りで勝つのではなく、人心を惑わして戦わずして勝つ、という軍師的戦い方。取り切りには意味を感じていないというか。
例えば、しばきまくる人がいればあえてきっついセーフティを連続してキューを出さなくするとか、スリーファール狙うとか、相手を崩し・ペースを乱し、自分が撞きやすくしていく。相手が崩れないと意味がないのだけれど、ほぼ、崩れる。
で、お師匠の相手は、お師匠からそういう攻め方をされている、ということに気付いているのだろうか?というのが一つ疑問。
気付けばもんのすごく悔しいだろうし、気付かなければ単に『イレられなくて負けた』みたいな感じで終わり・・・? けれど、イレちぎられて負けているわけではないから、お師匠の戦い方に気付くのではないかと思うのですよね。敏感な方なら。
例えば。
やっかいな場所に5番があって、相手は4番をワタシにいれさせる(4番に対して)超優しい配置にして、5番をワタシに動かさせ、という手法をとったのですが、『あー、はいはい、ワタシに5番をやらせたいのねぇー』と天然ちゃんなワタシは5番でうまい具合にセーフティになったわけです。(ちょっとは狙ってましたけど、予想以上のセーフティになった/汗)。
そんなやりとりだったらわかるんだけど。
例えば。
テキスト560に書いたことだけど、幾種類かのセーフティが試されることも、おもしろい。
例えば。
一つしか力加減がない人が普通に入れても絶対に出ない、という配置にされた場合に、イレにいって次でセーフティするか、ここでセーフティするか、みたいなのも、おもしろい。
つまり。
意表をつかれたなら己の愚かさに気付くほかない、と怒られた。
仕事上や普段でのワタシのマネジメント法は、"積極的"ではないのだ。
たいていの人は、積極的に引っ張っていくことをマネジメントだと思っているでしょうけれど、下から持ちあげるのがワタシの方法。そうしてあげないと自分で動かないし。でも、それは、ワタシが自分で動く人だからかもしれない。そして、たいていの人は自分から動かない。
"積極的"な方が派手だし、人にはわかりやすいし、引っ張ってくれる方がラクだから、そちらの方が光は当たるのだ。
いまさら"積極的"をやろうとは思わないし、そこに適性はないので、地味に生きるか、なんてことまで思ってしまった。
孔明先生みたいにはなれないけれど、第二孔明、になれるかしらねぇ。
とりとめないことしか書いていませんが、そんなものです。
2014/02/01