プロフェッショナル


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 先日のニュースで解説を聞いたテニス・錦織さんの話。
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ある試合で、勝ちを急いでやってしまったショットがある。
それは、パッと見、惜しかった、と評価されているけれど、そうではなく、明らかにミスだった。
以降、そのミスを引きずり、守りのテニスしかできなくなり、ここぞという時に攻めることができる錦織さんの強みとなるプレイができなくなってしまった。そのため、順位は下がっていった。
けれど、尊敬するフェデラーとの試合。相手はフェデラーだし失うものは何もない、胸を借りに行くような気持ちで向かい、悶々とした気持ちが飛んでいった。
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*相手はフェデラーではなかったかも。あまり覚えていなく、また、詳しくないため、違っていたらすみません。でもそういうレベルの方。

 ビリヤードでもプロフェッショナルな世界では、ある、のではないでしょうか。
 ある一球だったり、あるいはある一試合だったり・・・そこから不調のサイクルに入ってしまう、ということが。
 他人から見れば、解説されないとわからない種類のもの。

 それを乗り越えるのは自分なんだけど、対戦相手からもらったりも、する。対戦相手からもらえるのは、幸せなことだな。(対戦相手はあげようと思っているわけではないと思うが、姿勢というか、内に秘めたものを感じ取る、という類のこと。)

 錦織さんでも、勝ち急ぐということが、あるのだね。
 しみじみと、思うよ。



2016/01/11



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